須磨区

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美しい景観の須磨海岸や須磨海水浴場がある須磨浦エリア、昔ながらの商店街があるにぎやかな板宿エリア、自然と街のバランスが良い北須磨エリアと分けられる須磨区。住みやすさについてまとめています。

神戸市須磨区の住みやすさについて

神戸市須磨区のエリアの魅力

阪神・淡路大震災から復興を遂げた旧市街地の南部と、須磨ニュータウンと呼ばれる北部の新興住宅地に分けられます。明治から大正にかけて関西圏の財界人が別荘地として開発を進めてきた歴史もあるエリアで、隣の明石市へのアクセスも良く、現在も住宅地が大半を占めています。

海に面した須磨区は、平安時代の古典「源氏物語」にもその名が出ている白砂青松が美しい須磨海岸、阪神エリアでは最大規模を誇ると言われている海水浴場「須磨海水浴場」、須磨海づり公園、神戸市立須磨海浜水族園、須磨離宮公園など美しい自然や公園、レジャー施設が充実しています。ちなみに、須磨離宮公園は西洋式庭園の本園と植物園からなる須磨離宮公園は大正天皇が宿泊された場所でもあります。

神戸市須磨区の教育環境

須磨区は、計画的に開発が進み商業施設も充実している北須磨エリア、商店街が多い下町の雰囲気が漂う板宿エリア、歴史的な史跡が点在し海と山に囲まれたロケーションの須磨浦エリアと3つのエリアに分けられます。

保育園は22カ所、幼稚園は11園、小学校は21校、中学校は16校、高校は10校、大学は神戸大学と神戸女子大学があります（※1）。全区域に子育てサークルなどの支援が多くあり、南部は私設のこども図書館や子育てサロン、北部は自然を活かしたプレーパークや体験活動などが活発に行われています。

※1参照元：ネットで住みかえノムコム公式サイト（https://www.nomu.com/machikara/4356/）

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神戸市須磨区の交通面

中心駅は名谷駅と板宿駅。山陽本線（JR神戸線）と日本貨物鉄道（JR貨物）、山陽電気鉄道、市営地下鉄と走っています。海水浴場などで知られている山陽本線「須磨駅」は神戸まで約8分と近く、三宮駅までは快速で約13分、大坂までは約41分。近くには山陽電気鉄道本線「山陽須磨駅」もあり、2車線を使い分けることもできます。

路線バスは、神戸市営バスが区内の大部分をカバーしており、神姫バスや山陽バスも共同運行しています。東西への移動は電車で、南北への移動が充実しており、通勤通学の足となっています。

高速道路では、阪神高速道路の3号神戸線と31号神戸山手線、第二神明道路の須磨インターがあり、姫路や三宮、大阪へのアクセスが便利です。

神戸市須磨区の治安

兵庫県警が公表している「令和5年度中の市区町別主な刑法犯認知状況」を参照すると、須磨区の犯罪件数（人口1000人あたり）は「5.3（総数823件）」で、神戸市全体で5番目という状況でした。ただし1位の中央区（23.9）や2位の兵庫区（14.2）と比較すると4番目以降は大きく減じており、神戸市全体の平均8.0と比べると須磨区は比較的治安が良いエリアと言えます。

なお、須磨区では自転車の窃盗と器物損壊が刑法犯の大部分を占めており、特に駅周辺や公共施設などでは自転車盗難を回避できるようダブル施錠などの防犯意識が大切です。

参照元：兵庫県警察「令和5年中　市区町別主な刑法犯認知状況」[pdf]（https://www.police.pref.hyogo.lg.jp/seikatu/gaitou/statis/data/R05.pdf）

神戸市須磨区の坪単価は？

2022年の北区の公示地価は、平均坪単価が51万4421円（地価平均15万5612円/㎡）となっています。

前年度に比べて価格は上昇しています。区内では須磨海浜公園の坪単価平均83万3719円（地価平均25万2200円/㎡）が高く、低価格となっているのが妙法寺で坪単価平均28万6198円（地価平均8万6575円/㎡）です。

公示地価の最高値は1991年の56万1854円/㎡、最安値は2017年の15万2802円/㎡となっています。

参照元：土地代データ（https://tochidai.info/hyogo/kobe-suma/）

神戸市須磨区のおすすめスポット

神戸市内の西部に位置する須磨区。関西エリア随一の海岸リゾートとされる須磨海水浴場が有名で、夏になると県内外から多くの方々が海水浴を楽しみに訪れています。
須磨区のおすすめスポットを見ていきましょう。

須磨離宮公園

須磨離宮公園は、須磨区の丘陵地帯に設けられた広大な公園。本園（西洋式庭園）と植物園からなる公園で、広さは実に82ヘクタールにも及びます。

公園の中心部には、長い噴水を取り囲むように「王侯貴族のバラ園」「世界殿堂入りバラ園」を配置し、世界中のたくさんのバラを栽培。季節が来ると、噴水と色とりどりのバラが見事な調和で公園を飾ります。

ほかにも、お子様が一日中遊びまわれるアスレチック施設、貸しスペースとして利用できる和室、窓一杯から自然の光が差し込む広々したレストランなど、園内には様々な施設を設置。広大な駐車場もあるので、休日には家族全員で楽しむことができます。

須磨浦公園

鉢伏山や鉄拐山山麓の周辺に造られた面積103.8ヘクタールもの広大な公園エリア。昭和天皇の即位を記念し、松原の有償払い下げを受けて昭和10年に開設されました。

淡路島を一望できる景勝地として、源平の古戦場（一ノ谷の戦い）として、また桜の名所として有名。開園当初から桜の植樹を行っていたため、現在では桜並木が園内の中心的な景観となっています。

ロープウェイ、回転展望台、観光ハウス、カフェ、休憩所、売店、駐車場など、多くの方々を招くための施設をお十分に完備。園内は六甲縦走コースの一部でもあるため、ハイキングやトレッキングが目的の方々も多く公園を散策しています。

須磨浦山上遊園

須磨浦山上遊園は、須磨浦公園内にある中心的な施設。標高246mにある施設周辺からは、播磨灘、淡路島、明石海峡大橋、大阪湾、関西空港、神戸空港などが一望でき、その壮大な景色を満喫しようと県内外から大勢の観光客が訪れています。

遊園までの足は、空中散歩を楽しみながらのロープウェイ。ロープウェイの終点には、チビッコ広場、花の広場、サイクルモノレール、ミニカーランドなど、お子様連れの家族が楽しめる施設がたくさんあります。

園内にある展望閣前広場では、手ぶらでバーベキューを楽しめるサービスもあり。たこ焼き、フランクフルト、おにぎり、ソフトドリンク、缶ビールなどのサイドメニューも充実しています。

須磨海浜公園

須磨海浜公園は、須磨海水浴場を中心とした景観の美しい公園。昭和26年に開園し、現在もなお開園当時の門柱や基台などが残されています。
防風林ともなっている松林は、白砂青松百選に指定。現存する日本最古の鉄造灯台（旧和田岬灯台）、スポーツ施設、国民宿舎などのほか、海釣りを楽しめる場所もあります。

公園内で一番の人気は須磨海水浴場。県内のマリンリゾートとして人気が高く、夏には多くの海の家が立ち並び、若い方々を中心に賑わいます。
場所はJR「須磨海浜公園駅」を出てすぐ。入園無料ですが、公園の駐車場は有料となります。

上野山福祥寺(須磨寺)

上野山福祥寺は、須磨区須磨寺町にある真言宗須磨寺派の大本山寺院。正式名は福祥寺ですが、「須磨寺」という一般名のほうが有名かもしれません。
創建年は886年（仁和2年）と非常に古く、当時の光孝天皇の勅命により建立。1602年（慶長7年）には、豊臣秀頼が本堂の再建を行っています。

3つの国指定重要文化財のほか、敦盛首塚、義経腰掛、弁慶の鐘、尾崎放哉の墓など、境内には多くの史跡があり。正岡子規や松尾芭蕉の句碑も建っています。

場所は山陽電鉄「須磨寺駅」から徒歩5分。午前8時半から午後5時まで無料で拝観できます。

神戸総合運動公園

神戸総合運動公園は、須磨区緑台一帯に広がる大きな運動公園。1985年のユニバーシアード、および神戸グリーンエキスポ（植物博覧会）の開催をきっかけに、同所に造られた公園です。

陸上競技場や野球場、体育館、テニスコートなどの施設のほか、10万本のコスモスと5万本の菜の花が彩る「コスモスの丘」、アスレチックやロングスライダーなどを楽しめる「自然のくに」、大型遊具がたくさん設置された「冒険のくに」、広々とした水遊びスポット「水のくに」など、家族で楽しめる施設もたくさん。軽食・レストランもあるので、休日は手ぶらでも一日中楽しめます。

ユニバー記念競技場

ユニバ―記念競技場は、神戸総合運動公園内にある大型競技場。1985年の夏季ユニバーシアード開催に合わせて建設された競技場です。かつてヴィッセル神戸の本拠地だったことも、地元の方ならご存じでしょう。

競技場内で可能な種目は、陸上競技、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボールなど。4万5千人という観客収容力を活かし、スポーツ競技のほかにも、人気バンド等のコンサート会場としても利用されています。神戸に長く住んでいれば、1度ならず何度か足を運ぶことになるのではないでしょうか。

場所は「総合運動公園駅」からすぐ。駐車場も完備されています。

須磨海水浴場

須磨海水浴場は、須磨海浜公園内にある人気の海水浴場。地元の人気スポットというよりも、すでに関西地方を代表する夏のレジャースポットの一つとして、その名はあまりにも有名です。

夏になると、砂浜には20軒前後の海の家が並び、若い人たちを中心に賑わいます。砂浜の東エリアは「ファミリー遊泳エリア」として区別されているため、小さなお子様と一緒のご家族でも安心して海水浴を楽しめるでしょう。

最寄り駅の須磨海浜公園駅から徒歩5分。有料駐車場も併設されていますが、夏のハイシーズンの週末は入場待ちの車の列ができることもあるのでご注意ください。